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レーザー加工機の種類と特徴、2次元レーザー加工機と3次元レーザー加工機の比較とメーカーや製品一覧

2025.12.25

アマダLC2012 C1 AJ

金属加工において、「2次元レーザー加工機(2D)」と「3次元レーザー加工機(3D)」は、それぞれ得意とする加工領域が異なります。

本記事では、加工できる形状・精度・用途・導入メリットなどを比較しながら、違いを分かりやすく解説します。

2次元レーザー加工機とは

2次元レーザー加工機は、平板(板材)を高速・高精度で切断するための加工機です。

レーザーの動きは基本的にX軸・Y軸で構成され、Z軸は高さ制御のみに使用されます。

二次元レーザー加工機の特徴

  • 平らな板材の切断に特化
  • 高い加工速度と精度
  • 薄板〜中厚板の量産に非常に強い
  • シンプル構造のため導入コストが比較的安い

二次元レーザー加工機の主な用途

  • 金属板の外形切断
  • 穴あけ加工
  • 看板・工業部品・ブラケットなどの製造

(参考:平板切断が中心で、スチールやステンレスなど0.8〜30mm程度に広く対応)

3次元レーザー加工機とは

3次元レーザー加工機は、立体形状・曲面・パイプ材の加工に対応した加工機で、多軸制御(X・Y・Z+回転軸)により、複雑な立体面にもレーザーを当てることができます。

3次元レーザー加工機の特徴

  • 曲面・立体形状の加工が可能
  • プレス後のトリムやパイプ加工に適合
  • 開先加工(ベベル)など、角度をつけた切断ができる
  • 複雑形状でも高い精度が出せる

3次元レーザー加工機の主な用途

  • 自動車ボディ部品のトリム加工
  • パイプや形鋼の穴あけ
  • 立体フレームの高精度切断

(参考:多軸で複雑面に対応し、航空宇宙・自動車で活用される精密加工技術)

レーザー加工機の種類と切断可能な素材・材料

レーザー加工機は、使用するレーザーの種類や加工方法によっていくつかのタイプに分類されます。ここでは主要な種類とそれぞれの特徴について解説します。

CO2レーザー加工機

CO2レーザー加工機は、二酸化炭素を媒質としたレーザーを使用する加工機で、非金属素材の加工に優れています。木材、アクリル、ガラス、紙、布などの材料に対して高精度な切断やレーザー彫刻が可能です。出力は数十W〜数百Wまで幅広く、家庭用の小型レーザーカッターから業務用の大型機まで、用途に応じた機種が揃っています。デザイン性の高い製品や看板製作など、非金属素材を扱う業界で広く利用されています。

ファイバーレーザー加工機

ファイバーレーザー加工機は、光ファイバーを用いたレーザーシステムで、金属加工に最適な機種です。スチール、ステンレス、アルミニウム、銅などの金属材料に対して高速かつ高精度な切断・マーキングが可能です。CO2レーザーと比較して電気効率が高く、メンテナンス性にも優れているため、業務用として金属加工の現場で広く採用されています。薄板から中厚板まで対応可能で、板金加工の生産性向上に大きく貢献します。

レーザーマーキング・彫刻機

レーザーマーキング機は、材料表面への刻印や彫刻に特化したレーザー加工機です。金属、プラスチック、ガラスなど様々な素材に対して、ロゴ、シリアルナンバー、QRコードなどを高精度に印刷・マーキングできます。切断ではなくマーキングに特化しているため、製品のトレーサビリティ管理や装飾加工に最適です。小型で操作も簡単なモデルが多く、製造ラインへの組み込みも容易です。

用途に合わせた選び方

レーザー加工機を選ぶ際は、加工したい素材と用途を明確にすることが重要です。金属の切断が中心ならファイバーレーザー、木材やアクリルなど非金属素材ならCO2レーザー、マーキングや彫刻が主な用途ならレーザーマーキング機が向いています。

2次元レーザー加工機と3次元レーザー加工機の違い

2次元レーザー加工機が主に板材を平面上で切断・彫刻するのに対し、3次元レーザー加工機は曲面や複雑な立体形状の部品を3次元空間で自由自在に切断・溶接できる点が最大の違いです。2Dは主に板金加工で、3Dは自動車部品や航空機部品などの精密な立体部品加工に用いられ、デジタルデータから高精度な加工を自動で行えるのが3Dの強みです。

2次元レーザー加工機と3次元レーザー加工機どちらを選ぶべきか?(用途別おすすめ)

それでは、2次元レーザー加工機と3次元レーザー加工機とではどちらを選ぶべきなのでしょうか。用途別におすすめのケースを解説します。

2次元レーザーが向いているケース

板金部品の量産をしたい

加工スピードを重視したい

製造コストを抑えたい

3次元レーザーが向いているケース

プレス成形品の仕上げ加工をしたい

曲面やパイプに正確な穴を開けたい

多品種少量生産や複雑部品に対応したい

(参考:パイプや曲面加工は3Dで正確に加工可能)

レーザー加工機の種類と特徴、2次元レーザー加工機と3次元レーザー加工機の比較まとめ

2次元レーザー加工機は平板加工の生産性とコストメリット、3次元レーザー加工機は複雑形状への柔軟性と高付加価値が強みです。自社の製品特性や生産体制にあわせて最適なレーザー加工機を選定することで、加工精度の向上・リードタイム短縮・生産効率アップにつながります。

ナサ工業の設備

2次元レーザー加工機:アマダLC2012 C1 AJ(ターレットパンチプレスと2次元レーザー加工機の複合機)

3次元レーザー加工機:トルンプTruLaser Cell 5030

2次元レーザー加工機:アマダ(LC2012 C1 AJ )主な特徴

アマダLC2012 C1 AJ

(ターレットパンチプレスと2次元レーザー加工機の複合機)

複合加工が可能 ターレットパンチプレスとレーザー加工を1台で実現できる複合機です。パンチング加工とレーザー切断を同一機械で行えるため、段取り替えの時間を削減し、生産効率が大幅に向上します。

高速・高精度な板金加工 平板(板材)に対して、パンチプレスによる穴あけ・成形加工と、レーザーによる外形切断・複雑形状の切断を組み合わせて加工できます。これにより、多様な板金部品を1台で完結できます。

生産性の向上 パンチとレーザーの使い分けにより、タップ穴やバーリング穴などの成形加工はパンチで、複雑な外形切断はレーザーで、というように最適な加工方法を選択できるため、加工時間の短縮とコスト削減を実現します。

対応素材・板厚 スチール、ステンレス、アルミなど各種金属材料に対応し、薄板から中厚板まで幅広く加工可能です。

3次元レーザー加工機:トルンプ(TruLaser Cell 5030主な特徴

トルンプ(TruLaser Cell 5030)

立体形状・曲面加工に対応 3次元レーザー加工機として、プレス成形後の部品や曲面を持つ複雑な形状に対して、高精度なレーザー切断・トリム加工が可能です。

多軸制御による高い自由度 X・Y・Z軸に加えて回転軸を備えており、立体的な部品に対して任意の角度からレーザーを照射できます。これにより、開先加工(ベベル加工)や複雑な3次元形状の切断が実現します。

高精度加工 自動車部品や精密機械部品など、高い寸法精度が求められる立体部品の加工に最適です。デジタルデータ(CAD/CAM)から直接加工プログラムを生成し、高精度な加工を自動で行えます。

対応加工

  • プレス成形品のトリムライン切断
  • パイプや形鋼への穴あけ加工
  • 立体フレームの切断
  • 溶接後の仕上げ加工

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